外反母趾の治し方 足のアーチを矯正すれば必ず治る!!

反母趾の特徴と原因

外反母趾(がいはんぼし)とは、その名前の通り足の親指(母趾)の関節が外側に飛び出し(がいはん)、小指に向いて曲がってくる病気です。通常健康な人でも、親指は若干曲がっています。曲がる角度は健康な人で5~10度、軽症な人で15~18度、症状が進むと20度以上に曲がっています。これを外反母趾角といいます。

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外反母趾角が25度以上になると痛みが出て、重症化してくると親指が人差し指の上に乗ったり、下に潜り込んでしまうこともあります。

外反母趾の原因は靴にある

外反母趾の人は、足の親指(母趾)だけ曲がっていると思われがちですが、実はかかとの骨も変形しています。はだしで立った時足首を後ろから見ると、かかとの骨(踵骨(しょうこつ))が外側に傾いています。

このかかとの変形が「外反母趾」の初期症状になります。

すべての原因は、普段履いている靴にあります。ハイヒールのような靴を履いていると、体重のバランスが前に移動して、足の前方のアーチに体重がかかり、本来あるはずのアーチが崩れてしまいます。このことで、足が横に広がってしまい「開帳足」になってしまいます。

外反母趾は重症化する前に治療を開始しよう。

外反母趾が悪化してくると、親指が第2指の上に被さったり潜り込んだりすることがあります。外反母趾が辛いと言われるのは、内側にとびだした場所が靴に当たって赤く腫れて、大変痛むことです。

この段階でちゃんとした治療を行えば、外反母趾は防止することが出来ます。

しかし、放置して重症化が進むと関節がずれて完全に変形して、靴を履かなくても痛むようになります。そうなると、足を地面に少し着けただけでも激痛が走ります。

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間違った対処で取り返しのつかない事態に

外反母趾によって靴を履くたびに出っ張ったところが、靴にすれて大変辛いものがあります。

そのために、殆んどの人が間違った対処をして、症状を悪化させる原因になります。

その対処とは、外反母趾で痛くなった部分に当たらないようにきつい靴をやめ、幅の広い靴に変更しようとします。

たしかに、靴の幅が広がることで炎症している部分が締め付けられないことで痛みが和らぎます。しかし、この対処法は治るのではなく、根本的な原因の解決にはなりません。

それどころか、開いた足(開帳足)がさらに広がり、ますます悪化します。そのせいで、親指は歩くだけでも自然に悪化していきます。

いくら痛みが軽くなっても変形が進み、結果痛みが増すことに繋がってしまいます。

手術が必要な場合

外反母趾が重症化して、骨棘(骨の出っ張り)が出来て、指の神経を圧迫されて激痛が走る場合があります。それほど変形が少なく外反母趾角がそれほどない場合なので、軽く見られる場合が多いのが特徴です。

この場合は手術が必要になります。手術によって痛みは軽減しますが、外反母趾自体が治るわけではありません。

「開帳足」を放置すると、再び外反母趾になる可能性があります。

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外反母趾は開帳足を改善しないと治らない。

外反母趾を治療するには、まず原因となっている「開帳足」を改善することが重要になってきます。

まずは、普段履く靴を選ぶことから始めましょう。EEEやEEEEなどの幅の広いサイズは靴のなかで足が動いて、余計症状を悪化してしまいます。

 

靴を選ぶポイント

洋服を選ぶ際は、体型(バスト、ウエスト、ヒップ、肩幅、腕の長さ)の合ったものを選ぶと思います。

しかし、靴のサイズは、足の大きさと幅ぐらいで、ほとんどの女性の靴を選ぶポイントは、デザインだと思います。人それぞれ、足の寸法や厚みが違います。靴を選ぶときは、足の幅や厚みなど、そして重要なのは、つま先の形のチェックです。

日本人のつま先の形で一番多いのが、エジプト型で、五本指のうち親指が一番長く靴で圧迫されやすいため、合わない靴を履くと外反母趾になりやすい特徴があります。

このような、つま先のタイプの人は、親指の先にゆとりがあるタイプがおすすめです。

指を鍛えよう

外反母趾の原因のひとつに指の筋力低下があります。身体を支えるべきはずの親指などの力が衰えているために、親指が外反していきます。

とくに、女性は男性に比べて筋力が弱いのにたいして、ハイヒールなどのつま先に重心が掛かるものを履いているため、圧倒的に外反母趾になりやすいと言われています。

まずは、足の指が自由に動いて身体を支えられるように、普段から指を鍛える運動をすることが重要になります。

 

かかと上げ

かかと上げを毎日50回ほど行いましょう。五本の指で床をとらえるような感じで、かかとを上げます。

 

足形をとっておこう。

運動を取り組む前に、紙などの上に乗って、足形を鉛筆などでなぞっておきましょう。

毎日の運動を継続し1ヶ月、2ヶ月と足形をチェックしていきましょう。自分の足にあった靴を履き、足の筋力アップを行えば親指の角度が小さくなってくることが確認できるはずです。

五本の指が自由に動いて体重を支えられるように、普段から五本の指を鍛えておくことが大切です。




現代人、特に女性は足の外側に体重をかけて歩く傾向があり、筋肉や関節までも徐々に外側に開いてきてしまいます。
この外側の体重移動こそが、O脚の根本的な原因です。
ペダックプラスワンは、足の外側を厚く、中側を薄く、さりげない高低差をつけているので、歩く時の体重移動が自然と内側から行われるようになり、O脚癖のある歩行を補整します。